はじめに
こんにちは。
「My Reset Story」にお越しいただきありがとうございます。
このブログでは、
明確に「うつ病」と診断されたわけではないものの、
記憶力や理解力の低下、気分の落ち込みなど、精神的な不調に悩み、退職に至った僕自身の経験を、
少しでも誰かの力になれたらと思いながら綴っています。
自己紹介
結婚して十数年を経て離婚し、
今は三人の子どもたちと暮らしているシングルファザーです。
以前は会社勤めをしていましたが、
心身の不調が少しずつ積み重なり、やがて仕事を続けることが難しくなり、退職しました。
現在は、傷病手当を受給しながら、
日々の体調の浮き沈みと向き合い、社会復帰に向けて悩みながらも模索している最中です。

仕事に起きた変化
ある頃から、ありえないような凡ミスが増え始めました。
確認したはずの作業でミスを連発し、
以前なら難なくできていたことが、できなくなっていったのです。
人との会話も、相手の話が頭に入ってこないことが増え、
返事をしてもすぐに内容を忘れてしまうような状態になりました。
最初は、「疲れているだけだろう」と思いたかった。
ただの一時的なものだと、無理に自分に言い聞かせていました。
そんな中、
何もないのに勝手に涙が出てくるようになり、
目の前の世界から色が消えてしまったように感じる瞬間もありました。
ネットで見かけた「うつ症状」の話。
「まさか自分が」と思っていたのに、
気づけば、自分がそこに近づいていると実感していました。
次第に違和感は無視できないほど大きくなり、
病院に電話をして症状を話したところ、最短で予約を取っていただきました。
そのとき、張りつめていたものがふっとほどけ、
自然に涙があふれたのを今でも覚えています。

診断について
病院を受診しましたが、
「うつ病」といった明確な診断名はつきませんでした。
ただ、
- 記憶力の低下
- 理解力の低下
- 気分の落ち込み
といった症状が見られると伝えられました。
診断名がなかったことにほっとする気持ちもありましたが、
「じゃあこの苦しさは何なんだろう」
「もっと頑張れるべきだったのか」
そんな思いが、自分をさらに追い込んでいきました。
退職を決めた理由
最初は「まだ頑張れる」と思い、自分を奮い立たせていました。
しかし、
- 仕事の内容が理解できない
- 人との会話が噛み合わない
- 朝、布団から出ることすら怖い
そんな日々が続き、
「これ以上無理をしたら、自分が壊れてしまう」
と強く感じるようになりました。
退職を決めたときは、情けなさや罪悪感でいっぱいでしたが、
今はあの決断を、自分を守るために必要だった選択だったと思えるようになりました。

これから書いていきたいこと
僕は、結婚して十数年の年月を経て、離婚も経験しました。
このことも、僕にとっては大きなリセットのひとつです。
いずれ、離婚に至った経緯や、そこからどのように歩き出そうとしているのかについても、
少しずつ言葉にしていきたいと思っています。
同じように、家族や人生のかたちに悩んでいる誰かに、
ほんの少しでも何かを届けられたら嬉しいです。
最後に
この「My Reset Story」は、
自分自身の再出発を記録する場所です。
誰かにとっても、
「焦らなくてもいい」
「立ち止まってもいい」
そんな風に思えるきっかけになれたらと思っています。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。